真夏に向けてCPUクーラーを交換!CPU温度が40度以上も下がった
こんにちは。ちきゅーです。
今年は梅雨が明けるのが例年より遅くなるそうです。気温も湿度も高いから蒸し蒸しして嫌です。何もしていなくても体力が奪われていく感じがします。
さて、PCのアップグレード計画は、4番目の「CPUクーラーの交換」まで来ました。とにかくこいつを何とかしてしまわないと一息つけません。
熱中症にならないように部屋のクーラーをガンガンにして自分の体もしっかり冷やしつつ、CPUクーラーの交換、ばっちりやっていきたいと思います!
なぜCPUクーラーを変えたい?
「CPUの故障が心配」「ファンがうるさい」
この2点を解消するためにCPUクーラーを交換することにしました。
現在使っているPCは自作で組んで、かれこれ8年が経ちます。その間、CPUクーラーに関しては、ファンの羽に付いたホコリを1年に1回ウェットティッシュで拭き取るくらいで、他は何もメンテナンスをしてきませんでした。
載っているCPUはSandy Bridge世代のCore i7 2600Kです。CPU温度をHWMonitor(PCの各パーツの状態を調べるソフト)で見てみると、アイドル時で大体40度前後、高負荷時では最大98度くらい出ています(室温は27度くらい)。
アイドル時の温度は良いとして、高負荷時の98度というのはどうなんでしょうか???
僕はこれまでCPU温度なんてそれほど気にしたことがなく、どのくらいの温度が出ると危険なのか(壊れちゃうのか)把握していません。それでも98度という数字は直感的にヤバい感じがしたというか、あまり聞いたことがない温度だぞということで調べてみると、やはりこのモデルのCPUにしては異常な発熱であることが分かりました。
熱を持ちすぎると故障の危険性が出てきますし、なんと言ってもファンの音がうるさくなる。CPUの温度を一生懸命下げようとしてCPUクーラーのファンが全力で回りだすんですよね。ちょっと負荷のかかることをやると、わああぁぁぁぁあん、わああぁぁぁぁあんと、作業に集中できくなるほど喧しくなります。
騒音レベルを測ってみると、アイドル時、CPU付近では大体45dBの騒音が発生していました。高負荷時では50dBを軽く超え、計測する場所によっては60dBに達することもありました。
CPUが故障するのも嫌ですし、うるさいのも早急になんとかしたい。でもPC全体を買い換えるのはコストがかかりすぎて今すぐには難しい・・・ということで、とりあえずCPUクーラーを変えてみることにしたというわけです。
買ったCPUクーラー
前置きが長くなってしまいました。CPUクーラーはサイズの「虎徹 MarkⅡ」を購入しました。Amazonで約4千円でした(この記事を書いている時点で3千500円まで値下がりしている)。
これにした理由は、1.空冷のクーラーであること、2.買いやすい価格であること、3.人気の定番商品であること、の3点です。
まず冷却方式ですが、手間もコストもかからない空冷が今の僕にはベストだと考えました。簡易水冷というのも流行っていますがCPUのオーバークロックをする予定が今後も一切ないですし、極端に発熱が大きいCPUを買うつもりもないので空冷で十分だと判断。
次に価格について、空冷のクーラーもピンきりで、高いものだと1万円以上もしますが、お金をできるだけかけたくない僕は5千円以下のものを物色。その中でCPUクーラーとしては定番中の定番で、著名な自作PC雑誌のオススメに挙げられていたり、価格.com、Amazon等でも常にランキング上位に居続けている 「虎徹 MarkⅡ」 に惹かれ、ほとんど悩まないでこれに決めました。冷却性能や静音性はお墨付きです。
本当のところ冷却性能がほぼ同じで静音性がより高い「忍者五」が欲しかったのですが、約7千円もしたので諦めました。
取り付け
自作PC歴15年の僕ですが組み立てたPCはこれまでにせいぜい10体くらい。自慢ではありませんがリテールクーラー以外のクーラーを付けたことは過去に2~3度しかありません。果たして無事に取り付けることができるのでしょうか。
まずはPCケースのカバーを開けてマザーボードを取り出しました。
CPUクーラーを外してヒートスプレッダ表面を見てみると、グリスが完全に硬化してボロボロになってしまっていました。見るからにダメな状態です。
ウェットティッシュで半ば強引にグリスを剥がし取りました。
CPUをもとに戻したら虎徹を取り付けていきます。
ヒートシンクはマウンティングプレートにネジで固定するのですが、ネジを締めていくと、ある地点で完全に回らなくなり、取り付けが完了したことを教えてくれます。これだと締めすぎによる破損を心配する必要がなくいので助かります。非常に良く出来ていると思います。
最後にヒートシンクにファンを取り付けます。
マニュアルを見ても取り付け方が分からず10分ほど格闘しましたが、クリップ(針金のようなもの)は引っ張ると伸びることに気が付き、無事に取り付けることができました。
やったね!
マザーボードをケース内部に戻し入れ、配線をします。
動作をチェック
PCの電源を入れるとBIOSで状態を確認するよう促されました。
Windowsも正常に立ち上がりました。念の為、デバイスマネージャーで異常が無いかを確認しました。
CPU温度はどうなった?
CPU温度はアイドル時で35度程度、高負荷時でも最大55度までしか上がらなくなりました。クーラー交換前は最大98度まで上がってしまっていたので、40度以上もCPU温度を下げられたことになります。
静かになった?
まずCPUファンの回転数が劇的に下がりました。負荷をかけても最大で812rpmしか回りません。交換前は2,000rpmを超えていました。
音の大きさは高負荷時でも45dB程度に収まるようになりました。
何より嬉しいのはファンの回転数がほぼ一定になったことです。音が大きくなったり小さくなったりすることがなくなり、耳障りに感じなくなりました。
新たな発見
CPUクーラーの交換作業を通じていくつかの気付きがありました。
グリスを塗り替えるだけで良かったかも?
多分ですが、冷却性能が衰えていた原因は大部分がグリスの劣化によるものです。だとするとグリスを塗り替えてあげるだけでCPUクーラー自体は交換しなくても十分な冷却性能を取り戻すことができたのかもしれません。
実は今回、旧CPUクーラーのまま、グリスを塗り替えて冷却性能がどれだけ復活するかのテストもする予定でした。しかし旧クーラーがどうしてもマザーボードに上手く付かず、最終的にプッシュピンが馬鹿になってしまったので断念しました。
試してみたかったのに。残念です。
CPU以外もヤバかった
ケースファンやマルチドライブなど、他のパーツも腐りかけていることが判明しました。
特にグラフィックボードのヤバみが深いです。ボード裏面のネジが錆びてたり、ヒートパイプが変色したりしていて、かなりの老朽化が見られました。負荷をかけるとファンから異音がする始末です。寿命が迫っている気がします。
次はケースを変えたい
グラフィックボードがヤバいですが交換しようとするとお金がかかるところなので後回しに。次はケースを変える予定です。
今のケースはAntec製で品質は抜群に良いのですが、ゲーミングPC向けということで静音性よりも冷却性能を重視した製品なんです。今となってはもう重量級のゲームをゴリゴリやるわけでもないですし、より静音性の高いケースに買い替えたいところです。
少し調べた限りでは、PCケースもこの8年でトレンドがだいぶ変わったようで、5インチベイをあえて搭載していなかったり、片面がガラス張りだったり、USB Type-CポートがフロントのI/Oパネルに付いているものもあるようです。
値段もピンきりで選びがいがあるので少し時間がかかってしまうかもしれませんが、それでも来月の中旬くらいまでには交換できたら良いなと思っています。
コメントを残す